生ハムメロン
リクエストから生まれたシリーズ。
おねえさまなアニキというとっても無理のある世界です。
結構シリアスで、純情な方にはキツイ世界（暗黒方面）かも知れません。
「標的はこの男。この地区をシメていた男だが、目立ちすぎた。女房の方は絶対生かした
まま俺のところに連れてこい。ガキは……そうだな、どうでもいい。質にでもとりゃあ女
は言うこときくかな？」
この世界ではよくある指令。マフィア内の抗争は日常茶飯事で、暗殺など慣れっこの筈
だった。
「しまった！」
珍しいしくじり。女が、標的をかばった。標的を撃ち漏らすことはないが、生かして献
上せよと厳命された美しい金髪の女も、確実に息絶えていた。
「マンマ……」
部屋の隅に立ちつくす、１０才に満たない娘、まだ幼いが、面差しは母親似のその忘れ
形見だけは、連れ帰ることにした。
「……女を生かしたまま連れてこいと言ったはずだが？」
「申し訳ありません。急に銃の前に飛び出してこられて……ですが、ガキは連れてきまし
た。将来が楽しみな……」
「もういい、解った」
言葉を遮って、上役はデスクの抽出に手を伸ばす。
「褒美をやろう」
頭を垂れて叱責をやり過ごすつもりでいた殺し屋は、ホッとして目をあげた。その目前
に、銃口。
「ちょ……」
待て、とまでは口から出すことはできなかった。銃声の後は、
「イザベッラ、ベッラよ……永遠に俺の手の届かないところへいってしまったな……」
しばらく、嗚咽が続いた。
……というような妄想設定。
普段は男装
職業は高級娼婦の姿を借りた暗殺者
男のもとに赴いて油断した隙にグレイトフル・デッドでしとめる
プロシュートというのはひからびさせるスタンドからのコード・ネーム
……というような事情は、「グレフルの正しい使い道」をご覧ください。
生ハムメロン（プロシュート女体化）シリーズ作品リスト
ａ@ タイトル 内容
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チポッラ 営業に出たアニキとメローネ。幼なじみの昔話
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入室許可 チポッラ翌朝。嫉妬にトチ狂ったギアッチョをなだめるイルーゾォ
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汚名 プロシュート暗殺チーム入りの秘話。暗黒系注意。
番外
ニアミス
「その朝」シリーズとのクロスオーヴァー。ブチャラティとの競演です。